たなばたの里・おごおりのすべてがわかる

【昔おこなわれていたもの】
(1)紙製の人形、折り紙等を笹にさげ、茅や草花と一緒に立てた。
(2)女は髪が美しく黒くなるように、七夕の朝早く起きて川に髪を洗いにいった。

(3)女の子は、「手が上がる」といって裁縫や習字の練習を一生懸命した。
(4)七夕が終わった翌日、七夕笹は屋敷内の梨、柿等の果樹にくくりつけていた。

【現在も行われているもの】
(1)西瓜、野菜、果物、饅頭等を供え、芋、蓮の葉の露をとり、これで墨をすって色紙等の短冊に願い事や歌、天の川等の言葉を書き笹に飾る。
(2)小学校に入学した子どものいる家では、初七夕と称して祝い、西瓜や饅頭などを親戚や近隣に配っている。
(3)初七夕は、親戚から西瓜が贈られ近親者からお祝いがくる。
(4)掛軸に天の川等の字を書いて、果物・野菜と一緒に床の間に飾っている。

(5)8月7日早朝、若い人数人で宝満川に、たご(桶)にお汐井(しおい)の水をくみに行っている。
(6)朝から夕方まで獅子舞をしながら、七夕神社の近所を一戸一戸まわりながらお汐井の水をまいている。

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