たなばたの里・おごおりのすべてがわかる

昨年集まりました2,451句は、荒金久平先生に予選選考をして頂きました。また、選句会では選者としてご出席頂きました。

 

俳人:荒金久平氏荒金 久平(あらがね きゅうへい)先生  小郡市三国ヶ丘在住
 


昭和4年 大分県別府市に生まれる
昭和30年 坂口かぶん先生の指導を享く 
昭和32年 高野素十先生「芹」入会、終刊まで参加
昭和47年 倉田紘文先生「蕗」入会、終刊まで参加
昭和58年 句集「炭塵」発行 
昭和59年 三井三池炭鉱定年退職
平成14年 俳人協会会員
平成18年 句集「初空」発行 社会福祉法人 三国ヶ丘保育園 理事 事務長  


40年近く務めた三池炭鉱の四季や生活を俳句に詠み続け、定年退職後、福岡県小郡市にて社会福祉法人三国ヶ丘保育園を設立。
その傍ら、小郡市文化協会の「近代俳句の会」の選者、「蕗の会(大牟田・熊本)」の選者として現在も精力的に活動されています。
大分県別府市の鉄輪にはたくさんの句碑がありますが、その中には荒金先生の句碑「涼新たなりふる里の湯のけむり」も建てられています。



著書紹介

【News!】
2014年秋、㈱文學の森より、『句集 炭塵(復刻版)』が出版されました!


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書籍名:句集 炭塵(たんじん)

自費出版
発行年:昭和58年 

昭和38年に三川炭鉱じん爆発事故で485人の犠牲者が出る大きな悲惨な事故後置きました。その時の仲間の冥福を祈りながら呼んだ記録の句集。昭和33年~同55年にかけた20余年間の自作の俳句から270句が収録されています。
代表句: 「爆発に父失ひて手毬つく」 

 

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書籍名:句集 初空(はつぞら)

出版社:株式会社 文學の森
発行年:平成18年
¥2,667(税別)

喜寿を迎えられたその「証」として、句集「初空」を出版されました。「炭塵」に次ぐ第二句集です。
蕗創刊、昭和47年~平成17年までの総入選句1,000余句より、485句が収められています。他に、「有明鉱火災その日」俳句とエッセイ誌発表12句、大垣芭蕉誕生360年祭宇多喜代子先生入選1句、俳人協会俳句大会小原啄葉先生入選1句、NHK全国俳句大会入選句1句が含まれています。

代表句:「初空や一にはじまるこゝろざし」
    「をがたまの花の白きを畏れけり」
    「一本の大山桜にて酌まん」、他